英会話マスターぶろぐ。

英会話学習歴約2年。インターナショナルスクールで働く私が、英語をメインに好きなことを書いています。

「話せば話すほど英語が上達する」は間違い!経験したから分かること


英語は話さなきゃ話せるようにはならない。

話して話して話しまくれ!!


こういうことを聞いたことがある方も多いと思います。


確かに、英語は言語なので話さなければ上達はしません。


ただ、

話せば話すほど悪い方向に進むこともあるのです。


英語を学習する中で気づいたこのことが、あまり知られていないのでシェアしたいと思いました!




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はじめに


今からするお話は、英語初級~中級者に向けたものです。


英語のレベルをここでは、英語日記をどれだけ上手く書けるかどうかとします。

※英語日記とは、名前の通り普通の日記を英語で書くことです。


  • 初級

・辞書をひきながらでないと書けない。
・書くのに時間がかかる。
・短い文しか書けない。(文同士を繋げられない)
・書き終えた文にミスがたくさんある。

  • 中級

・辞書をあまりひかずに書ける。(自分が使いこなせる簡単な英文に変換ができる)
・書く手をほぼ止めずに書ききれる。
・接続詞や関係代名詞などを使って、ある程度長さのある文を書ける。
・書き終えた文にミスはあまりない。

  • 上級

・辞書を全くひかずに、思ったことを思った通りにスラスラ書ける。
・ミスがほとんどない。


どれに一番当てはまったでしょうか?


上級の方は、話して話して話しまくってください!笑
(すでにしていることだと思いますが(^^;))


初級か中級だった方のみ、引き続き記事をご覧下さい。


よく言われている、たくさん話すべき理由


✓話す練習をしなければ、いくら教科書で勉強をたくさんしていたとしても、スピーキング力は伸びない。


✓教科書に載っている英語と、生の英語は違う。


✓話しながら、リスニング力やスピーキング力は鍛えられる。


こういうことが、よく言われているかと思います。


英語は話さなければ上達しない。というのは、当然のことです。


例えばいくら泳ぎ方を教わっても、実際にプールに入って泳ぐ練習をしなければ、泳ぎがうまくはなりません。


ですが、泳ぎ方を勉強せずにプールに入った場合、どうなるでしょうか?


泳ぎ方を知らない人は、体は沈み、息継ぎもできず、5mほどで足がついてしまうと思います。


泳ぎ方をなんとなく知っている人が見よう見まねで泳いでみたら、とりあえず25mは泳げるかもしれません。

でも、バタバタと音がうるさいフォームだったり、きれいな息継ぎができていなかったり。


隣について、手取り足取り教えてくれる人(英語でいうなら外国人の恋人や、マンツーマンの長時間レッスン等)と毎日接していれば話は変わってきますが、そういう特殊な例に当てはまらない方がほとんどだと思います。


25m泳げる=ちゃんと泳げている
ではありません。


それは英語にも言えることです。


そのことを痛感した、実際のエピソードがあります。


知るきっかけとなったAちゃんの話


Aちゃんと私は、英語勉強仲間でした。(過去形になっていますが今も友達です。)


Aちゃんは私より半年ほど早く英会話の勉強を始めており、出会った頃の私の英語力は英検3級を取れるか取れないかぐらいだったと思います。


私は英会話なんて全くできなかったのですが、Aちゃんはペラペラと英語を話していました。


何を言っているのかは全く分かりません。
でも、ほとんど止まることなく、しかもそれなりの速さでAちゃんは英語を話していたのです。


(半年でここまで上達するんだ……!)


と、そのとき私は期待に胸を膨らませました。


それから数ヶ月が経ち、私の英語力はまだまだでしたが、英語で話をすることには少しずつ慣れていきました。

Aちゃんとネイティブとで話をしましたが、相変わらずAちゃんはペラペラ英語を話していました。

何を言っているのかは分かりませんが、ネイティブは「うんうん」とその話を聞いているので、私の英語力が追いついていないんだと思っていました。


更に数ヶ月が経過し、簡単な会話ならできるようになった頃、またAちゃんを混じえて英語で話す機会がありました。


(私の英語力も最初に比べればついてきたし、それなりに会話を楽しめるかも)


と、思っていたのですが、相変わらずAちゃんの英語が理解できません。


単語は聞き取れるのですが、話を聞き終えたとき、

「で、結局なんの話してたの?」

となってしまうのです。


私の英語力がまだまだ低いのか……?

でもなんか違うような……。


そう思った数日後のある日、Aちゃんがとても落ち込んでいました。


理由を訊ねると、

「(ネイティブに)何を話してるのか分からないって言われた」

とのこと。


それも1人ではなく数人に言われたそうで、Aちゃんは泣きそうなほどへこんでいました。


そのとき私は、Aちゃんの英語は正しくなく、理解できないのは私の英語力の問題ではなかった。ということを知りました。


ネイティブからは、

「もっと英語を勉強した方がいい。頭の中で整理してから話した方がいい。頭に浮かんだ英語をとりあえず口に出すのはやめた方がいい」

と、アドバイスされたそうです。


このときに、英語はとりあえず話せばいいというものではないと、学習しました。




短期留学生に共通していたこと


Aちゃんが特殊だったのではないかと思われた方もいると思うのですが、私が出会った英語学習者の中に、Aちゃんのような子たちはたくさんいました。


そしてその多くが短期留学経験者でした。

(短期留学を否定しているわけでも、留学経験者が全てそうだと言っているわけでもありません。あくまで私が知り合った方たちの話です。)


その方たちは、たくさん英語を話します。

発音もそこそこ良く、話すスピードも速いです。


ただ、何が言いたいのか分かりません。


聞き取れるのに何が言いたいのか分からないという不思議な現象がどういうことなのか、うまく説明しにくく、実際にそういう方と英語で話したことのある方しか分からないかもしれません(^^;


すっごく長い文章を話したのに、結局言いたかったことはたった一文で表せることであることも多かったです。


you know や like を使って間を繋いでも、内容の薄さはカバーできません。


留学を経験していることである程度自分の英語力に自信があり、その自信がよくない方向にいってしまった結果ではないかと推測しています。


短期留学経験者よりも、外国に行ったことはないけれど日本で毎日英語を勉強している人の方が、よっぽどきれいで分かりやすい英語を話していました。

英会話力だけでなく、試験のスコアなども後者の方がよかったです。


もう一度いいますが、短期留学を否定しているわけではありません。

ただ、留学したことで英語が話せる気になってしまうことは危険です。


裏を返せば、留学しなくてもちゃんと英語を話せるようにはなるということです!



たくさん話すことのデメリット


話すことのメリットは言うまでもなくたくさんありますが、話すことのデメリットもあります。


それは、

間違いをおかしやすく、かつ、その間違いに気づきにくい。ということです。


話すときは、書くときよりも考えずに英語を紡ぎます。


いやいや考えて話してるよ!と言われるかもしれませんが、書くときに比べると、ひとつひとつの文にかけられる時間が違うので、どうしても雑な文になってしまいます。


「わ、た、し、は、と、う、きょ、う、に、住、ん、で、い、ま、す」

これくらいゆっくり話さないと、書く時と同等にはなりません。


話す練習をしている人は、ネイティブ速度とまではいかなくても、それに追いつく勢いで話していると思います。


というのも、ネイティブと会話をすると、自然と自分の英語を話す速度も上がるのです。


ものすごい速さで英語を話してくると、自分も舌がもつれそうな程の速さで話してしまいますし、比較的ゆっくり話す方が相手だと、考えながらちゃんとした英語を話すことができます。


そのため相手が流暢であればあるほど、自分の英語力との差を埋めようと、ミスが目立ってしまうのです。


しかも、話すことに必死になって、その間違いに気づきにくいです。


また相手も、こちらのミスを指摘したりはしません


会話においては言いたいことが分かればOKだからです。

相手が何も言ってこないからといって、正しい英語を話せているとは限りません


私も言った直後に明らかな間違いに気づくことがありますが、ネイティブは指摘せずに、話を続けてくれます。


ミスを指摘してくれないのは英語学習者の為になっていないように感じますが、いちいち

「今の文、a が抜けてるよ」
「今のは過去分詞を使わなきゃダメだよ」

なんて言ってくる人との会話はおすすめしません。


心がポキポキに折れ、英会話するのが怖くなってしまいます。


そんなことは、英語の先生にお願いすればいいのです。


会話中の間違いに自分で気づいたとしても、それをメモする時間をとれないことが多いと思います。


私は盛り上がっている中、

「ごめん、ちょっとメモとらして」

と話を遮る勇気はありません…(´-ω-`)


忘れないでおこうと思っても、会話をしているうちにさっきの記憶は完全に飛んでしまい、結果、

「何を間違えたんだっけ?」

となってしまいます。


つまり、同僚や友達との日常会話は実戦であり、練習には向かないということです。


自分の間違いに気付かず、話を合わせてくれる相手に甘えて話すことだけを続けていると、ただただ間違っている英語を速く話す人になってしまいます。




話すよりも大事なこと~おすすめの勉強法


誤解のないように何度も書きますが、英会話を習得するうえで英語を話す練習をすることは必要不可欠です。


ですが、それ以上に大事なことはインプットです。


インプットしなければ、アウトプットもできません。


知識をたくわえ、それを話して、ようやく正しい英語が身につくのです。


インプットというと、どうしても暗記やつまらないというイメージを持ってしまいがちですが、やり方を工夫すれば、それほど苦に感じず習得できます。


初めはインプットとアウトプットの割合を9:1に。(10:0でもいいくらいです)


自分の知識が増えるに伴って、少しずつアウトプットの量を増やしていくのがベストだと思います。


私もまだまだ自分の英語力に満足していないので、今の割合は3:7くらいです。


詳しい学習法については、長くなるので後日別の記事に改めて書きますね。


まとめ


話した分だけ英語がうまくなるという風潮が浸透しすぎて、スピーキングの基本となる文法力や語彙力が軽視されてしまっています。


大人と赤ちゃんを一緒にはできませんが、赤ちゃんも親が話す言葉をたくさん聞いて、そのあと少しずつその覚えた言葉を間違いながらも話していき、ようやく正しく言葉を発することができます。


大切なのは、大量のインプットと、適切なアウトプット


これを忘れなければ、無駄なく最短できれいな英語を話すことができます。


間違った英語を早口でひたすら喋る人
と、

きれいな英語をゆっくりだけれどしっかり話す人


あなたはどちらの英語話者を目指しますか?